2016年6月5日日曜日

東邦大学野外生態学実習Ⅱ(マイマイ班と森川海班)

東邦大学野外生態学実習(マイマイ班と森川海班)が今年も行われました。5年目になる佐渡島での実習です(実習中では4年目と言っておりましたが、今年5年目でした)。
佐渡に到着した日の夕日は絶景でした。
実習が本格的に始まる前の一時。
まずはマイマイ班から。

食う食われるの関係「カタツムリとマイマイカブリ班=通称マイマイ班」(進化生態学班)を調べます。この実習では、貝食性のマイマイカブリには狭頭型(主に本州のマイマイカブリ)と巨頭型(サドマイマイカブリ)の二型がありますが、なぜそのような進化が起こったのかを考察するために、行動観察を行い、カタツムリの形態計測実習も行います。

まずは対象を探しに演習林の森へ・・・
まずはサドマイマイカブリを捕獲するため
ピットホールトラップの仕掛け方から説明
サルメンエビネの花の子房が膨らんでいました
そういえば、昨年は花が咲いていたサンカヨウも
今年は種に。やはりフェノロジーが早く進んでいます。
学生:早速仕掛けます
途中カタツムリも探しながら
渓畔林や天然スギ林など場所をトラップを変えて仕掛けます
捕まえてきたマイマイとマイマイカブリで
行動実験の計画を立てます
結果はいかに?
さらにカタツムリの殻の計測をし
種ごとに違いがあるかを主成分分析
次は森川海班の様子を・・・

森川海班は、佐渡島の森と海をつなぐ河川で水生昆虫の流呈分布とその要因を明らかにする事を目的とし、野外調査(水生昆虫の採取と河川環境の測定)、水生昆虫の同定、水生昆虫の分布についての仮説を統計解析を基に検証、成果発表を行います。この実習は、今年度で、なんと!5年目です。今年も、佐渡島にある新潟大学の理学部附属臨界実験所、朱鷺・自然再生学研究センターと協働で実施しました。
調査は演習林内を流れる大倉川で行いました。
上流から調査開始! 
河川環境として、流速、温度、水深、石の大きさ等を測定しました
(写真は、流速の測定の様子です)
流れが早く、川の中が見えにくい場合は箱眼鏡
(写真中の青色の物)が大活躍!
一定範囲の石や砂利をから水生昆虫を採取します。
居るかな〜?
いた!ヒラタカゲロウ科の仲間です。
採取した水生昆虫を瓶に入れ、持ち帰ります。
上流での調査と同様の事を中流、
下流で行いました。
夜は、水生昆虫の同定作業です。
水背昆虫やその同定についての説明の後・・・
実体顕微鏡を使って、さっそく始めます。
初めは、何がなんだか検討もつかない様子・・・
慣れてくると、顕微鏡下で水生昆虫をグループ毎に分ける余裕も・・・
同じ川に生息する、水背昆虫とは浅からぬ関係の魚類に
ついての説明もありました。
同定が一段落すると、仮説を検証するために統計解析。
今度はパソコンと睨めっこ。
そして、実習の集大成の成果発表です。
水生昆虫への思いの丈を込めます!
そして、実習最終日の前日はバーベキューで打ち上げです。
この日も良く晴れ、バーベキュー日和でした。
皆さま、おつかれさまでした!
笑顔で乾杯!
最終日は大野亀のトビシマカンソウを観賞したり・・・
前日にはトビシマカンゾウの花芽を乾燥したものを試食したり・・・
たっぷり実習を満喫できたでしょうか?
東邦大学の皆さま、来年もお待ちしてます!

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