2016年6月26日日曜日

ジオサイト生物実習(海浜植生)

昨日6/25(土)の午前中は、ジオサイト実習「海浜植生」を行いました。
風の影響を受けたクロマツを観察中
低気圧通過後の強風で、当初予定していた大野亀、二ツ亀での実習ではなく、1時間ほど佐渡ステーションで講義をしたあと、佐渡ステーション前の砂浜を観察し、さらに入崎のキャンプ場で観察を行いました。
 海岸部は人の利用が多く、護岸工事などの人為改変や砂浜の侵食などで海浜植生はとても危機的な状況にあります。砂浜は海岸侵食(河川改修工事や砂防ダムの建設等による河川からの土砂供給量の減少などが主な要因)により海浜幅が狭くなり、植生も単純化していっています。しかし、海浜植生に対する保全の認識はとても低く、その生態的な意義や保全の必要性についてもっと発信していかなければいけないですね。

 大倉の海岸は、早朝の清掃のため、とてもきれいになっていました。外海府の方は生活の一部である海岸をとても大切にされているのを感じます。集落の方、学生さん、ありがとうございました!
演習林前の浜で学生が拾ったゴミ
歯ブラシやら、釣り糸やら・・・

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