2018年6月6日水曜日

東邦大学理学部 野外生態学実習Ⅱ (5/28〜6/1)

皆さま、こんにちは!今年度も、東邦大学理学部の野外生態学実習Ⅱ(森川海実習)を新潟大学の佐渡三施設(理学部附属臨海実験所、朱鷺・自然再生学研究センター)で協働し実施しました。今年は、5月28日〜6月1日の日程で教員、学生合わせて13人が来島しました。

この実習については、過去のブログも是非ご覧ください!→コチラから
今年の学生さんらも元気いっぱいです!
(女子学生のみ写っていますが、男子学生も元気いっぱいでしたよ)
初日の夜は、佐渡島の自然についての講義です。
そして、明日からの実習に備えて、沢山食べます!
実習二日目(実質、1日目?)は、演習林を流れる河川の
上流と下流で水生昆虫の採取とその分布の要因と考えられる
様々な項目(流速や水深など)を測定します。写真は、初めに
調査方法のレクチャーを受けている所です。
先は長いぞ、がんばれー
では、早速調査開始です。まずは、各班、調査地点を決めます。
流れの速い場所、遅い場所や水深の深さ、日の当たる場所・・・・
同じ流域でも、環境は僅かな違いがあります。
各班、地点決めにはかなり悩んだ様子でした。
調査地点が決まれば、後は、ひたすら測定&採取です。
箱メガネを使って、川底の石の大きさを測定しています。
こちらは、調査地点の川底をタモ網で浚い、
その中にいる水生昆虫を採取しています。
がんばれー
調査で動いた後のお弁当も格別!
上流から下流までは、河川の周辺環境を
観察しながら徒歩で移動しました。
中流で一休み。上流との環境の違い、気づいてくれたかなぁ〜?
そして、下流に到着!下流でも上流と同様の調査を行います。
こちらは、水深も浅いし、上流に比べたら調査は楽??
ガンバレー
この実習、忙しいのは野外調査だけではありません。
夜は、水生昆虫の同定やデータの解析などもあり、大忙しです。
写真は、水生昆虫の同定方法の講義を受けている所です。
講義の後は、実際に、昼の調査で採取した水生昆虫を
同定しています。
こちらは、例年、学生さんらが苦戦している、水生昆虫の
分布に関する仮説立て。
先生の指導を受けながら、練り直していきます。
各班で意見をかわしながら、何度も黒板に書き直していきます。
ガンバレー
今年度は、水生昆虫だけでなく、それを捕食する魚類の調査にも
力を入れました。ヴェーダーを着込んで移動する学生さん。
なかなか、迫力ありますね〜。
一番種数が多かった班にはご褒美を!と言うH先生の言葉に
学生さんらは大張り切りです。
さてさて、どんな魚類が採取できたのか・・・
アユカケ
(初めてみました!)
ルリヨリノボリ、スミウキゴリ、シマウキゴリなど・・・
調査も、同定も、データ解析も、成果発表の準備も
終わった後は、楽しい打ち上げです!
この日は直前まで雨が降っていたのですが、
BBQが始まる頃には止んでいました。
そして、最終日の午前中は学生さんらの成果発表を行いました。
飲んで、楽しんだ後でも、しっかりと発表していました。
大学に帰り、さらにブラッシュアップしてレポートを提出するそうです。
オツカレサマでした!
東邦大学の皆さん、実習お疲れ様でした!またのご来島をお待ちしてます。

※ちなみに、途中でチョイチョイ挟んでいた爬虫類や鳥類の写真は、東邦大学のH先生が撮影した、選りすぐり写真です!

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