2020年12月17日木曜日

野生サザンカ調査 その② 

サザンカ調査は鹿児島大学の演習林を経て、海を渡り、トカラ海峡(トカラ・ギャップとも言われる生物分布境界線)を越えました!さて、ここはどこでしょう?看板の絵に注目してください。
上はケナガネズミ
下はアマミノクロウサギ
正解は、奄美大島でした!。ケナガネズミは奄美大島、沖縄島北部、徳之島に分布する固有種で、アマミノクロウサギ同様に絶滅危惧種です。しっぽの先が白いのが特徴。日本最大のネズミだそうです。
これは!
アマミノクロウサギの糞。道路際に結構ゴロゴロ落ちています。確かに、ロードキルには気を付けないとですね!

今回も目的はサザンカ調査なので、まずはサザンカから。屋久島以南からヒメサザンカといわれる小さいタイプが現れるそうで・・・
サザンカ登場!
花弁幅が広めで、小ぶりなのが多いです
南西諸島では小さめになるのは、ヤブツバキも同様です。形態だけでなく、訪花していた動物も変わっていました。
G!
そう、Gです。Gと略すには、あまりにも可愛すぎる、アマミモリゴキブリ。「お前か?お前なのか?送粉しているのは?」と問いかけても答えてくれませんでした。

奄美大島、おそるべし。トカラ海峡を越えると、ほんとうにガラリと変わるのが実感できます。佐渡から行くと、九州でも常緑広葉樹でお邪魔します感満載なのですが、奄美まで来ると、海外です。亜熱帯を感じます(天気が悪く寒かったのですが、風景は亜熱帯)。もちろんマングローブもありますし・・・
アケボノソウのような花ですが
葉は肉厚なランの葉のよう・・・
「ヘツカリンドウ」


ヘツカリンドウは九州南部から分布しているようですが、奄美では12月で生き生きと咲いていました。そして・・・
リュウキュウルリミノキ

マルバルリミノキ?
なんだよ、ルリミノキって、というつっこみが入りそうですよね。アカネ科の低木で青い実が林床で良く目立ちます。

つづいて、ハイでました。ハイノキ科のアマシバ。
アマシバにお花?
いえ、虫こぶだそうです。
この個体の虫こぶは白くなって本当に花のようでしたが、緑色のバラの花のような虫こぶもありました。
緑のバラの花のような虫こぶ
こちらはなじみのある葉っぱですね!
ヒメユズリハ
エゾユズリハのごとく林床にありましたが、ヒメユズリハは大木になります。また、葉っぱがもっと大きいユズリハも奄美にはあります。
こちらも馴染みのある・・・ツリガネニンジン!いえ、サイヨウシャジンです。
サイヨウシャジン
こちらはコシアブラを巨大化したような・・・
フカノキ(ウコギ科)

フカというとサメを思い出すので、ちょっと恐ろしい気がしますが、由来は不明だそうです。フカに関係あるのですかねえ・・・。

ショウベンノキ、シシアクチなど、次から次へと変な名前?の植物や、琉球列島の固有種のルリカケス、アマミヤマシギ、アカヒゲや、亜種のリュウキュウメジロ、アマミシジュウカラなど、異世界を満喫しました!

季節外れのきれいなツツジ、サクラツツジも咲いていました。
サクラツツジ
美しい!
また、是非行きたい島ですね。今回はハブがいない寒い時期でしたが、暖かい時期にも行ってみたいです。

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