2015年11月12日木曜日

全国大学演習林協議会 現地見学会 in 信州大学 手良沢山演習林(9/18)

 毎年各校持ち回りで、秋に開催される全国大学演習林協議会秋季総会ですが、今年は信州大学で開催されました。合わせて開催された、信州大学手良沢山演習林(長野県伊那市)での現地見学会の様子をお伝えします。

手良沢山演習林に移動する前に、農学部内の農場を見学しました。
農場内では様々な動物が飼育されています。シカの子どももいました!
ヒツジ〜。毛がモフモフ。定期的に毛刈りも行っているそうです。
牛〜。すごく分かりづらいと思いますが、
子ウシが親ウシからミルクをもらっていました。
これが、農場見学のメイン!木材をチップ加工できる機械です。
上の写真は粉砕されたチップが出ているところ、下の写真は木材
を入れる部分です。チップは、農業畜産に利用するそうです。
そして、バスで手良沢山演習林へ
手良沢山演習林は、信州大学の演習林の中でも
人工林の育成に力をいれている場所です。
手良沢山の演習林宿舎
宿舎の前にはこんな物が!!間伐材で作ったのでしょうか
ズラッと並ぶ重機類。
そして、最近、植栽した場所。ココに佐渡では見られない物が!!
コレです。シカなどよる苗木の食害を防ぐための網。
佐渡には大型のほ乳類が生息していないので、忘れがちに
なってしまうのですが、現在の育林においては、コスト面、
鳥獣対策などで重要な検討課題なっています。
お昼は、高遠そばを頂きました。
高遠そばは、つゆに焼き味噌を溶かして食べます。
その後、蒔きストーブの販売・施行を行っている会社の見学へ。
薪ストーブは間伐材の有効利用の面からも、現在注目されているそうです。
この会社は、蒔きストーブを販売するだけでなく、
燃料の薪も定期的に各家庭に届けるサービスも行っています。
会社の敷地には薪がたくさん積み上げられていました。
間伐材、倒木材の搬入、薪への加工も自社で行っているそうです。
佐渡演習林とは異なった植生、施業方針の手良沢山演習林をとても興味深く見学させて頂きました。信州大学のスタッフの皆さま、ありがとうございました!

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