2016年10月4日火曜日

長野大学・水環境学ゼミナール、公開臨海実習・森里海をつなぐ野外生態学実習、新潟大学個性化科目・森里海フィールド実習(「森」9/9〜9/10)

 皆さま、こんにちは。すっかり秋の気配が漂う佐渡演習林です。9月末をもちまして、今年度予定しておりました、学内実習、共同利用実習ともに無事に終える事ができました。実習でご利用下さった皆さま、ありがとうございました!

 今後は、近況を交えつつ、未報告の実習について少しずつ配信していきたいと思います。引き続き、本ブログをよろしくお願いいたします。

 ではさっそく、9月6日から4泊5日で実施した森里海実習の様子をお伝えします。この実習は、佐渡島にある3つの施設(演習林『森』、朱鷺・自然再生学研究センター『里』理学部附属臨海実験所『海』)を活かし、森・里・川・海のつながりをつながりを学んでもらおうという実習です。参加する学生さんは、北は北海道、南は鹿児島と全国各地から計30名、参加してくださいました。今回は、演習林で行った『森』の部分を紹介いたします。
(里と海での実習の様子は、臨海実験所のブログでご覧下さい→コチラから

朝、臨海実験所から車で約30分の佐渡ステーションへ移動。
『森』の実習では、演習林のさまざまな場所で植生観察を行いました。


まずは、渓畔林の観察から・・・

こちらはスギ人工林、この後に観察する天然林とは
林の様子、スギそのものが大分異なります。
そして、本日メインのスギ天然林のトレッキングへ!
天気は生憎の曇り時々小雨&霧。しかし、スギ天然林の
観察はこのくらいの天気が調度よいのです。
実際に林の中に入れば、その理由が分かるはず・・・
霧がスギ天然林をより幻想的に演出しています。
また、湿気を好むスギにとって、霧は天然林の成立に
欠かせないものとなっているのです。
トリカブトの花も活き活きとしていました。
続いては風衝地での観察です。
さすがにこの場所は晴れて欲しかったのですが無理っぽい・・・
と、思いきや、なんと!
風衝地に着くなりピンポイントで霧が晴れていきました!
おかげて、風衝地の植生、地形を観察する事ができました。
夜は、阿部先生の佐渡島の自然についての講義を聞き・・・
お待ちかねのバーベキューで打ち上げです!
初めて食べる学生さんもいた亀の手。
味はカニの身に似ていると大好評でした。
最終日は、大野亀を散策し、両津港で解散となりました。4泊5日で佐渡島の森・里・川・海を堪能する濃密な実習ですが、参加者の皆さんは最後まで積極的に各実習に取り組んでいましたね。またのご来島をおまちしております!そして、各施設のスタッフの方々、お疲れさまでした!

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