2018年7月18日水曜日

基礎農林学実習 in 佐渡 (6/11〜14, 7/2〜5)

皆さま、こんにちは。暑い日が続きますね。野外で実習や調査を行う際は、十分な水分補給を心がけましょう!

今回は、農学部最大規模の実習、基礎農林学実習を紹介いたします。基礎農林学実習はフィールド科学教育研究センターが担当し、各フィールド(農場畜産部、農場耕地部、演習林)で農業生産、生産環境保全及び森林の作業など、現場を実際に経験、観察することをテーマにした実習です。今年は、農学部2年生全員と創生学部(一部)の学生さん計196名が受講しました。佐渡では、6班に分かれ、1泊2日で演習林内の天然林、人工林と小佐渡の棚田ビオトープと里山林の観察を行いました。
演習林のスギ天然林の観察から実習スタートです。
各班32~34名の大所帯でした。

天然林の観察は、スギだけでなく、森林全体にも注目してもらい、
後で人工林との違いをレポートで提出してもらいます。
こちらは、天然木の切り株を観察しているところ。
切り株には、その木の成長具合や林の状態の情報が詰まっています。
演習林で一番強い風が吹く場所(風衝地)で、風が樹木に与える
影響についても学びました。
上記の写真と同じ場所ですが、こちらは、晴れてている時です。
今回は、6班に分かれていましたので、見ることのできた景色も様々でした。
晴れているときは、風衝地から日本海が一望できます。

次に人工林の観察を行いました。
ここは、苗を植えて2年ぐらい経った場所です。
こちらは、苗を植えてから30~40年間
様々な手入れをしながら育てたスギの人工林です。
同じ種なのに、天然のスギとは形が全く違います。
人工林では、チェーンソーでの伐採も
見学しました。
夕食前、夕食後には、佐渡の自然やトキの野生復帰の取り組みなど
についての講義もありました。野外での疲れもあって、
特に夕食後は眠気との戦い??
2日目は、小佐渡で棚田ビオトープと里山林の観察を行いました。
一般の方が、トキの餌場になるように、自分の畑でビオトープや
里山林の管理に取り組んでいる場所です。
 
しかし、その広さは驚くばかりです。
”とりあえず、見える場所はうちの土地かなぁ~”
というくらいの広さです。

 

ここのお米を作らなくなった田圃で、トキの餌場に
なるように様々な工夫をこらしたビオトープを作っています。
ビオトープでは、今では貴重な在来の生物もいます。
実際に採取して、観察も行いました。
最後は、トキの森公園でトキについて学びました。

農学部、創生学部の学生の皆さん、実習お疲れ様でした!時間の制限もあり、駆け足での実習でしたが、いかがでしたか?来年も、実習での来島待ってまーす。

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