2015年7月28日火曜日

チェコ国際植生学会その8

エクスカーションでスロバキアに移動しました。参加者の多くは草原の植物に興味があり、専門家に名前を聞いています。

名前はわかりませんが、綺麗な花を紹介します。

これは、ミヤコグサの仲間です。


草原には羊の群れが放牧されています。

左がカエデで、右はプラタナスです。葉が似ていて、果実がなければちょっと見た目ではわかりません。


サンショウウオがいましたが、毒があるということで、触れたら手を洗うように言われました。


夜には、地元の笛の演奏家が、様々な笛を吹いてくれました。


 スロバキアには、あちこちの山の上に、お城がありました。

スロバキアの典型的な農村風景です。

2015年7月25日土曜日

チェコ国際植生学会その7

今日は昼休みにメンデル博物館に行ってきました。


これが実験に使用した豆です。ミュージアムショップでは、豆の子孫?を売っていました。


ベゴニアの花の色を使った展示を行っていました。右の列が親です。この世代は2列目ですべて赤になります。孫の世代が3:1になります。

メンデルが勤めていた修道院です。この庭で温室を作り実験を行っていました。



2015年7月24日金曜日

チェコ国際植生学会その6

学会の発表の様子もお知らせします。私は1分間のLightning talkとポスターを行いました。Lightning talkとは、電光石火のごとく発表を行います。この1分間で内容をわかりやすく説明し、いかに自分のポスターを見に来てもらえるかアピールすることが求められます。これまで国際学会で口頭発表を行った際に、聴衆の笑いを誘うことはありませんでしたが、このtalkで初めて会場の爆笑を誘うことができました。おかげで、私の発表内容は植生学とはほとんど関係がありませんでしたが、1時間の発表時間の間、お客が途絶えることはありませんでした。



大学院生の中野君も発表を行いました。

 夜はコンファレンス・ディナーに参加しました。立食パーティーで、司会もなく、自由気ままに楽しみました。昨日のエクスカーションで説明を行ってくれた植物のガイドの先生とも話をして、最近の温暖化でチェコも日本並みに暑くなっていることや、外来種のハリエンジュが問題になっていることなど話しました。また、ロシアの研究者とは、来年の7月にウラジオストクで水辺林の国際会議を開催する計画を話し合いました。

パーティーが盛り上がってくると、踊りの輪ができてきました。

2015年7月23日木曜日

チェコ国際植生学会その5

チェコのガイドの挨拶でエクスカーションの始まりです。10コースから選択したのですが、このコースはブナの二次林と河畔林、石灰岩地の植生とほぼ森林の中を歩くコースでした。申し込みのときには地名しか書いてなかったのですが、私にとって良い選択となりました。

下の3枚は、河畔に分布するカエデ属の樹木です。1、2番目は高木、3番目は低木です。





これは阿部先生が研究しているホタルブクロの仲間です。

これは、私の指導する4年生のM君が研究している、オオミスミソウの仲間です。ブナ林の暗い林床にたくさん分布していました。

石灰岩地には多くの希少種が分布しています。洞窟の中は天然の冷蔵庫で最高に涼しかったです。



途中の教会で小休止をしました。



日本にも分布しているキツリフネの仲間です。

これまで、ヨーロッパトネリコは、街路樹や公園で植栽したものしか見たことがありませんでした。河川に沿って、30mほどの高木になって優占していました。私の研究しているシオジと全く同じような環境で更新していました。雌雄異株で、今年は種子が豊作でした。街路樹や公園の樹木も豊作で、広域的に同調して開花したようです。これを見れただけで、今回チェコに来た甲斐がありました。

夜は会場近くのパブでMusic jamが開催されました。チェコの研究者のグループがバンド演奏していましたが、私もケーナで1曲演奏しました。日本人の参加者はあまりありませんでしたが、英語が得意でなくてもこういう催しには積極的に参加することも、国際学会に来た意義を高めることと思います。テンションが上がってくると、機関銃のような英語で話しかけられ、全く理解できませんでした。





2015年7月22日水曜日

チェコ国際植生学会その4

今日も猛暑です。チェコのホテルや大学にエアコンがない理由を考えてみました。CO2削減のために政策として行われていると推測しましたが、実はそうではありませんでした。ヨーロッパはこれまで夏は涼しく、エアコンの必要がなかったそうです。ところが、最近は温暖化のためか猛暑が続いているのだそうです。明日は、エクスカーションですが、38℃の予想です。学会会場は涼しいでしたが、ホテルでは昼間の温もりのために、サウナのような暑さです。夜の10時でも室温が下がりません。仕方がないので、シャワーを浴びて体温を下げました。

 上の2枚の写真は、ハシバミの仲間ですが、幹が1本立ちで、高木になります。下の二枚の写真もハシバミですが、株立ちになり、果実もすっきりとした形をしています。


昼休みにMasaryk Universityの植物園を見学しました。日本の植物もかなり植栽されていました。タラノキ、サルナシ、ハウチワカエデ、カラマツ、アオキ、アケビなど。

オオミスミソウも植栽されていました。これは、チェコ産です。

集合写真はなんと、ドローンで撮影しました。電灯の上に白いものがありますが、これがドローンです。

本日も暑さ対策のために、ビールをいただきました。有名なピルスナーです。

食事はソーセージにポテトにラヂィッシュのソースです。上の500mlのビールと下の料理で、日本円で850円という安さでした。

学会のポスター発表では温暖化と森林限界の上昇について、アメリカとドイツのポスターを見て、最後は3人で議論となり、斬新な仮説を立てることができました。植生学会では、最近は植生の多様性やビッグデータによる解析が主流となっていますが、個々の植物の振る舞いを明らかにすることが、植生の変化を明らかにする上で重要と思います。

2015年7月21日火曜日

チェコ国際植生学会その3

いよいよ学会が始まりました。

学会の会場はホテルとは打って変わって、冷房が効き寒いくらいでした。ブルノにはメンデルがエンドウマメの実験を行った修道院が博物館として残されています。

この学会にはこれまでの参加者名簿が残されており、このページの右側にはタンスレーの署名もみられます。私もこれにサインをしてきました。

チェコはビールの街で、150円ほどで500mlのジョッキのビールが出てきます。ミネラルウオーターより安く買えました。

ヨーロッパブナも豊作でした。

なら類も沢山実をつけています。

夜の10時頃まで明るく、街の中では遅くまで市民が夏を楽しんでいました。





2015年7月20日月曜日

チェコ国際植生学会その2

本日は、プラハの街中を少し散歩しました。日曜日でもあり午前中から観光客でごったがしていました。高台から見たプラハの街の様子です。


垂れブナが植わっていました。Fagus sylvaticaの変種でしょうか。



これはシナノキの仲間です。街路樹にたくさん見られました。オオバボダイジュの仲間もありました。

これはセイヨウトチノキです。果実にトゲがあるのが特長です。

ストリートミュージッシャンが演奏していました。

プラハからブルノへは特急列車で3時間ほどでした。一面、牧草や小麦畑です。

チェコのプラハからブルノまで特急列車で移動しました。一等の指定席に予約して行ったのは、正解でした。2等の自由席は通路まで人が立っており、ぎゅうぎゅうずめで3時間の移動を考えるとぞっとしました。また、車内はエアコンが無く、窓も開けられない構造になっており、蒸し暑くサウナそのものでした。この移動の間に1リットルの水を飲みました。

ブルノ駅からは、バスで会場まで移動しました。チケットの買い方や、乗り方が全く分からず、英語の表示も無く、なんとかたどり着きました。会場で受付をしてから、会場隣のホテルにチェックインしました。かなりランクの高いホテルのはずでしたが、エアコン、冷蔵庫は無く、南向で温まっているために、ここもサウナそのものでした。シャッワーを浴びて、歓迎会に参加し9時頃にホテルに戻ってきましたが、サウナは続いており、このホテルに6泊するのかと思うとぞっとしました。窓もわずかしか開かず、朝の6時頃からは日が差し始めて来ました。