2018年8月21日火曜日

一般公開林間実習2018(8/18-19)

 皆さん、こんにちは!佐渡ステーションでは、今年も一般公開林間実習を実施しました。今年は、佐渡島内外から30人の参加者がありました。そして、なんと!参加者のうち、13人は幼稚園から高校までの子どもらでした。公開林間実習に、これほど多くの子どもらが参加するのは初めての事です。夏休みの良い思い出になれば、うれしいです!

佐渡ステーションに集合して、早速、森へ出かけます!
1日目は、森林性の動物を捕まえるための罠を仕掛けます。
今年は、広葉樹林とスギ人工林、環境の異なる二ヶ所に
2種類の罠を仕掛けました。
一つ目は、地上を徘徊する昆虫などを捕まえるピット
ホールトラップ(落とし穴)。佐渡研の昆虫の研究を
している学生さんが罠のかけ方を説明してくれました。
二つ目は、ネズミを捕まえるシャーマントラップ。
この森で、どんなネズミが捕まえれそうなのか・・・
先生の説明に、皆さん熱心に耳を傾けていました。
さあ、罠を仕掛けましょう!
どこに仕掛けたら、ネズミさんが捕まるのか・・・
皆さん、慎重に(?)仕掛ける場所を選んでいました。
森で罠を仕掛けた後は、ステーションで教授の崎尾先生による
佐渡の自然についてのミニ授業を行いました。
そして、ミニ授業が行われている頃、佐渡研の学生さん達は、
一足早くBBQの炭の準備に取り掛かっていました。
授業を終えた参加者も合流しました。
子どもらは、炭起こしも楽しそうにしていました。
今回も、豪華バーベキューです!
崎尾先生の掛け声でカンパーイ!
子どもらも、ジュースでカンパーイ!
後は、皆さん食べて、食べて・・・
焼いて、焼いて・・・
日が暮れるまで、楽しみました!
さて、二日目の朝。昨日仕掛けた罠にネズミは掛って
いるのでしょうか・・・
(ちなみに、去年は一匹もかかりませんでした)
お、お・・・先生が確認している間、
皆さんも、前のめりで覗き込んでいました(笑)
見事に、ネズミさん引っかかっていました!しかも、2種類!
それぞれのネズミの特徴を実物を前に説明する事ができました。
こちらがアカネズミ。広葉樹林で33トラップ中、4個体
スギ人工林で35トラップ中、3個体捕獲されました。
こちらがヒメネズミ。広葉樹林では捕獲されず。スギ人工林で
35トラップ中3個体捕獲されました。
アカネズミもヒメネズミも、参加者にもてもてです。
皆さん、熱心に観察、写真撮影を行っていました。
捕獲したネズミ達は、観察後、元の場所で逃しました。
ピットホールでも、サドマイマイカブリや
オサムシの一種が捕獲できていました。
それぞれ捕獲できた昆虫について、佐渡研の学生さんが
説明してくれました。生息する昆虫の種類によって、
そこがどのような森か、推察する事ができます。
最後は、天然スギ林をトレッキングしました。
大王杉など、樹齢400年を越すであろう大木、
その樹形に皆さん圧倒されていました。
トレッキング後には、皆でお弁当を食べました!
今年も、佐渡島内外からの多くの参加、ありがとうございました!佐渡の自然を少しでも満喫できたでしょうか?また来年も参加したいとの嬉しいお言葉も頂きました。またの参加をお待ちしております!

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