2022年10月3日月曜日

森里海をつなぐ野外生態学実習(9/5-10)

9510日にかけて森里海をつなぐ野外生態学実習を行いました。

この実習は佐渡自然共生科学センターの朱鷺自然再生学研究施設、臨海実験所と共同で開催し、佐渡島の森里(川)海の繋がりを学ぶごとを目的に開講されてきました。

初日はガイダンスとトキの野生復帰に関する講義を行いました。

写真提供:古郡

写真提供:大森

2日目の午前中はキセン城棚田復元ビオトープの観察を行いました。

里山林(広葉樹二次林)やビオトープに生息する水生生物について実際に採集を行いながら学びました。

写真提供:飯田


写真提供:古郡

午後は佐渡の固有種であるサドガエルの観察を行いました。

サドガエルは足に吸盤がないため土側溝の水路でないと生活することが出来ず保全が必要な生物のひとつです。


写真提供:古郡

3日目と4日目は臨海実験所で海や川の生物について学びました。

海岸での岸壁採集、達者河での水生昆虫採集、シュノーケリングによる生物採集など様々な作業を行いました。

採集した生物は実験室に持ち帰り観察や分類を行った後元の場所へと返しました。

当然のことながら調査地が変わると生息している生き物の種類も変化し多様な生物を観察することができました。








写真提供:古郡

5日目は演習林に移動し佐渡の森林環境について学びました。

佐渡の自然環境に関する講義の後演習林の観察へと向かいました。

写真提供:飯田


渓畔林と地表徘徊性昆虫の観察(写真提供:飯田)

放牧の影響が残る半自然草原の観察(写真提供:古郡)


天然スギ林の観察(写真提供:古郡)

風衝地の観察(写真提供:古郡)

最終日は演習林宿舎で記念撮影をした後大野亀を散策し実習は解散となりました。


写真提供:飯田

今回の実習は約1週間の長丁場でしたが佐渡の自然環境について様々な視点から学ぶことができたのではないでしょうか?

また、機会があれば是非佐渡を訪れてみてください!

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