2013年6月22日土曜日

エストニア便り2

いよいよエクスカーションの始まりです。一日目はタリンからHaapsaluまで西に移動しながら、植物を見ていきました。基本的にはエクスカーションの現場に付くとフリーで植物を観察します。ほとんどの研究者は草本に興味があり、一つ一つの植物の名前を聞いては写真を撮り、ノートに記録しています。私は、樹木を観察しながら、その森林がどのような過程で形成され、更新しているのかに注意をしながら観察しました。植生の専門家が集まっているので、バスが止まると、クモの子を散らしたように各々興味がある方に向かっていきます。

エクスカーションのルート

オオミスミソウの仲間です。この周辺には佐渡で見られるのと同じ種類のスプリングエフェメラルがたくさん分布しているようです。

イチゲの仲間です。

ツクバネソウの仲間です。

フウロソウの仲間です。

semi natural forestとよばれ、以前は人の影響が多く草地になっていたところに樹木が侵入を始めているところです。

そこの土壌は貧弱で土壌層が20cmしかなく、その下は石灰岩になっています。

ランチタイムです。遷移は最初にシラカバやアカマツが入り、ある程度土壌が形成され、コケなどが生えてくると、その根元にトウヒやネズの極相樹種が侵入します。

ムースの糞です。

河口近くの氾濫原の草地では馬の放牧が行われています。

湿地にはIrisがきれいな花を咲かせていました。

 ハープサルの中世の僧正の城です。

同上


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