2013年6月29日土曜日

エストニア便り10

28日は午前中は発表があり、午後はエクスカーションがありました。

学会の集合写真を撮った後です。400名近くの参加者がいるのでどんな写真になっているのか楽しみです。

エクスカーションは近くの渓谷美が楽しめるアフヤ川を選択しました。プレエクスカーションでは低地の湿地林や河畔林をみてきましたので、今回は上流域の渓畔林を観察できました。 

河畔林の構成種はハンノキとヤナギの仲間でした。それより山側は下の写真のような樹種構成でした。

森林は単純な樹種構成で、ヨーロッパアカマツ、ヨーロッパトウヒ、シラカバの仲間の3種が優占しており、最高樹齢が160年程度です。林床はコケモモとブルーベリーの仲間です。亜高木はほとんどありません。この辺りの森林も過去には草地で人為的影響をかなり受けていたと考えられます。

オレンジ色がかった砂岩の崖が続いています。

 トウヒの球果がたくさん落ちています。

道の途中には麦を栽培している畑がありました。この辺りの森林も過去には耕作地であったかもしれません。2種類の小麦が複層林のように混植されていました。 

 ビロードモウズイカのなかまでしょうか。

 コガネムシの仲間がいました。

 イブキジャコウソウの仲間です。

 山腹の崩壊で樹が倒れていました。

ホタルブクロの仲間でしょうか。

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